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2016年1月23日 土曜日
歯周再生治療の話① 歯ぐきの腫れ
最近テレビやネットなどで歯周組織再生治療についての話題が多く取り上げられています
そのため当院にも再生治療について聞きたい、自分にも適応できるか調べてほしいという患者様がいらっしゃいます。
歯周病の自覚症状として歯肉の腫れ、出血が挙げられます。
歯周病は無症状で進行することが多く、歯肉の痛みや出血などの症状が出てから来院されることがほとんどです(重度の場合は歯が揺れる)。
しかし、この歯肉の腫れや出血が必ずしも歯周病かというとそういうわけではなく、診査してみると根の先端の炎症の場合があります。
症状が似ているため残念ながら自分では判断することが難しいです
根の炎症が起こる可能性として、以前、歯の神経を取ったことがある、、歯を強くぶつけたなどの既往が挙げられます。
そのため同じ細菌感染であっても歯周病は歯の周りの歯肉や骨から炎症が進行していくのに対して、根の病気は歯根の先端から炎症が進行していきます。
そうなると当然、治療法が異なり歯周病には歯周病治療、根の病気には根の治療を行わなくてはいけません。
前出の歯周組織再生治療は歯周病に適応の治療法です。
同じ歯ぐきの腫れといってもどちらであるかを判定するにはまず、レントゲンや診査を必要がありますので
このような症状をお持ちの方は早めに受診されることをお勧めします
※両者に同時に罹患していることもあります