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2021年8月3日 火曜日
2021年度夏季休診
誠に勝手ながら
8/11(水)午後 〜8/14(土)まで夏季休診とさせていただきます。
(翌15にちは日曜日のため、実質15日まで休診となります)
ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願い致します。
2020年9月12日 土曜日
ブラッシング時もしみる対策を
猛暑も9月2週目に入り少し落ち着いてきました。
今年の夏は7月までとても涼しかったのに、8月に入り急激に暑くなりましたよね。
皆さんもアイスや冷たい飲み物を口にすることが多かったのではないでしょうか。
そんな時に気になるのがやはり知覚過敏ですよね。
せっかく大好きなアイスを食べているのに、歯がズキーンとなって思いっきり楽しめない・・・。
そんな方のために新しい歯磨剤(歯磨き粉)を取り扱い始めました。
その名も『メルサージュヒスケア』この商品はリニューアルされており知覚過敏の症状だけでなく、
フッ素濃度も歯磨き粉に入れられる最大量1450ppmを配合しており虫歯予防にも適しています。
その他歯周病を予防するβ−グリチルレチン酸配合、タバコのヤニも落とす薬剤(ポリエチレングリコール400)や
黄ばみやくすみを落とすことができるという2種類の清掃剤も含まれ、あらゆる悩みに対応してくれる優れものです。
またパッケージが可愛くておしゃれですね。
機能も兼ね備えていてパッケージもおしゃれなものはなかなかないですよね。
歯科医院専売商品となっておりますので興味のある方は一度使用してみてくださいね
2020年4月4日 土曜日
当院での新型コロナウイルス対策
現在当院では新型コロナウイルス対策として以下のことを徹底しております
・スタッフの手洗い、手指消毒 マスクの着用
・トイレ等、引き戸など定期的な消毒
・待合室の次亜塩素酸にによる空間消毒
・感染予防のためキッズルームのおもちゃや絵本の撤去
・大型空気清浄機による空気の浄化
・個室診療室の定期的な換気
・個室診療室の口腔外バキュームの設置
またこれらは通常診療(コロナ対策ではなく)において行っておりますが
・可能なかぎりディズポーザブル(使い捨て)器材の使用
・ディズポでない使用器材(タービン等切削器具も含む)の滅菌の徹底
なども新型コロナ感染予防として有効です。
受付に患者さん用アルコール手指消毒スプレーを設置しましたのでご利用下さい
また体温が37.5℃以上の方や頻回な咳の症状がある方は治療をお断りさせていただくことがあります。
ご迷惑をおかけしますが感染予防のためご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
2020年2月15日 土曜日
キシリトールチョコレート
バレンタインが終わりましたね。本命チョコ・義理チョコ・友チョコ 皆さんはいくつもらいましたか。
当クリニックでも歯科医院らしく虫歯にならないチョコを取り揃えてみました。(好評につきバレンタイン後も継続販売中です)
さて、キシリトールガム、キシリトールチョコ(チョコは珍しいかもしれませんね)いろいろな商品がありますが、そもそもキシリトールって何?ということで今回はキシリトールのお話です。
キシリトールは人工ではなく自然界に存在する天然の糖アルコールの代用甘味料です。
果実や野菜にも含まれている成分ですが、商品として作り出す際はカバノキなどから作られています。
・砂糖と同等の甘さを持つ
・冷涼感がある
・摂取してもインシュリンに作用しないので血糖値に影響を与えない
・カロリーは砂糖の75%
・アメリカ・カナダ・ヨーロッパなどで医療用に認可されておりFAO/WHO合同食品規格委員会より『1日の許容摂取量を特定せず』というランクのカテゴリーの食品として登録されています
・軽度の下剤としての効果もあり食品のパッケージの裏に多量摂取でお腹がゆるくなることがありますと記入されています。
このような特徴のあるキシリトールですが、歯科的にお勧めしたい理由を挙げたいと思います。
1.歯を溶かす酸を作り出さない
通常虫歯のメカニズムは虫歯菌(ミュータンス菌)は砂糖を分解し、酸を作り出します。その酸が歯質を溶かし虫歯になります。ところがキシリトールはミュータンス菌によって分解されないため酸を酸性しません。
2.ミュータンス菌の活動を抑える・プラーク(歯垢)の抑制
それどころかミュータンス菌はエネルギーを使ってもキシリトールを体内に取り込みますが利用できず、体外に排出します。これを何回もくりかえします、エネルギーを無駄遣いしてしまうことによりミュータンス菌は増殖やプラーク(歯垢)形成を抑えられてしまいます。
3.唾液分泌作用の促進
口腔内で味覚を刺激し唾液分泌を促進し、プラーク(歯垢)の形成を抑制します。
4.歯の再石灰化を促す
キシリトールはカルシウムと結合し歯の表面の再石灰化を促します。
食べないより食べたほうが虫歯にならないならキシリトールチョコ食べないわけにいかないですよね。
ただし、チョコレートは脂質もあるので歯磨きをしなくてもいいというわけではありません。
しかし、虫歯になるからチョコは食べちゃダメと言われて育った私たちの子供の頃と比べて、現代の子は虫歯予防のためキシリトールチョコ食べなさい!!と言われてもいいですよね。羨ましいです
ただ気をつけていただきたいのはキシリトール100%とキシリトール配合は異なります。よく見ると砂糖が入っていることも・・。成分表をよく見て購入するようにしてくださいね。
2019年11月2日 土曜日
クリニック移転のお知らせ
日頃より『ナカニシデンタルクリニック』を受診されている患者様へ
このたび、さらなる診療拡充を目指して『ナカニシデンタルクリニック』は
新築・移転させていただくことになりました。
新医院は現病院から1.3kmほどの距離でJR中浦和駅から徒歩約5分の場所です。
(別所沼公園近く)
2019年12月2日(月)にリニューアルオープンいたします。
11月22日までは現在の場所で通常通り診療しております。
すべての診療室が個室になりプライバシーに配慮した造りとなっています。
また待合室や診療室が広くなりゆったりとリラックスして治療を受けていただけるようになりました。
駐車場、駐輪場もあります。
現クリニックに受診されている患者様には大変ご迷惑をおかけいたしますがご理解のほどよろしくお願いいたします
2018年1月20日 土曜日
ミュータンス菌は虫歯をつくって何の得があるの?
今回は子供から高齢者まであの恐怖の痛みを引き起こす虫歯についてのお話です
虫歯を放置してあのズキズキする痛みを体験した方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歯医者が診療していない夜中にズキズキ、鎮痛剤も効かないズキズキ本当に嫌ですよね。
一体ミュータンス菌はなぜ私たちにこんな仕打ちをするのでしょうか?今回はそのお話です。
幼稚園や小学校低学年では、お口の中の虫歯菌が虫歯を作るんだよと教えられ、高学年になると虫歯を作るミュータンス菌が磨き残しや、食べかすを餌に酸を作ってその酸が歯を溶かしてしまうんだよ。だからしっかり磨こうねと教えられますよね。
なぜ食べカス(糖)から酸を作って歯を溶かすのか?歯を溶かして菌にとって一体どんなメリットがあるのかというと、じつは菌が糖から酸を作るということに意味があるのです
私たちが毎日ご飯を食べてエネルギーを得ているように菌も同様に生きていかなくてはなりません。
なぜ菌が酸を出すかというと生きるためのエネルギーを作っているのです。
菌がエネルギーを作ると乳酸ができてしまうので、結果的に虫歯を作るほうに行ってしまいます。
そうなると皆さんの歯はどんどん溶けて虫歯だらけになってしまいそうですが、実際はそんなことはありません。
これは酸性食品や甘いものを摂取すると歯の表面の㏗が酸性に傾きますが、唾液により時間とともに中和されていきます。
そのためそう簡単には虫歯にならないのです。
しかし常に甘いものを食べているとpHが下がった状態が続くので虫歯になりやすくなります。
ミュータンス菌は虫歯の原因ではありますが、ほかに唾液の量、歯質の強さ、食事傾向、歯ブラシの回数などにより虫歯のリスクは大きく変化します。
ミュータンス菌は私たちに痛い思いをさせようとしているわけではないことはわかりましたが、結果的に磨かないと虫歯になってしまうことにはかわりがないのでやはり食事のあとはしっかり磨くことをお勧めします
2017年12月19日 火曜日
H29年度 日本歯周病学会60周年記念京都大会に参加してきました
12月は土曜日に祝日、そして年末お休みが重なり、ただでさえ少ない土曜診療日に更に学会が重なってしまいまして土曜診療希望の方、予約が取りづらくなってしまい本当に申し訳ありませんでした
学会のことをお話しさせていただきますと、今回は60周年という記念の大会だったので(10年ごとに大きな大会があります)、開催地も京都ということもあってかテーマが【伝統と革新 歯周病撲滅に向けて】という何ともBigなものでした。日にちも12月15(金)・16日(土)・17(日)といつもなら2日間のところ3日間の開催でした(あまりお休みをいただくと迷惑をかけてしまうので16・17日の参加にしました)
皆さんはこのテーマを見て、歯周病は減ってきているの?歯周病って撲滅できるの?医学が進歩してどんな歯周病でも治ってしまう薬が開発されたの?と思ってしまうかもしれませんが、新しい材料は開発されていますが実際には撲滅というのはあくまですべての歯科医の希望というか望みだという段階です。
例年では症例発表という講演がほとんどであるのに対して、今回はテーマにあるように今までの治療の歩みから今後の展望についてという総論的なものもありました
歯科医師だけではなく、歯科業界の材料で有名な企業の方のお話も聞けたりして、最新ではこのような薬が出ています、こういう材料を開発中ですなど情報も得られたりして大変有意義な時間でした。
やはり学会に参加するということは、新しい知識を得られるということはもちろん、ポスター発表でもほかの先生の様々な治療が見られることも貴重な経験です。虫歯数本であればほとんどの先生は同じ治療をすると思いますが。重度の歯周病で口腔内が機能していないような状態では専門医の先生が複数いれば複数の治療計画が立てられると思います。その複数の治療計画の中からこの先生はこの治療を選んだのか?理由は?などと考えたり直接演者の先生に質問したり、ほかの先生と話し合ったりして新しい引き出しを増やすこともできます。
どうしてもクリニックで治療していると多くの先生がいるわけではないので、考えが偏ったものになったり、新しい情報を得られなくなったりします。
なので常に信念は持ちつつも、柔軟に考えられるように新しい情報やほかの先生方の意見を聞くためにも学会や勉強会に参加することはとても重要だと思っています。
そして純粋に同じように頑張っている人を見たり、話したりするとパワーをもらえるので自分のモチベーション維持にもつながりますよね。あいつ(後輩)も頑張ってるな。俺も頑張ろうという。。
学会で休診してしまった言い訳みたいになってしまいましたが。すみません
そしてせっかく京都に行ったのでお寺も行きました。清水寺。なんと屋根が改修工事中なんですね、全貌が見られず残念。でもお守りも買って聖なるパワーもいただいてきました。
あと、牛かつをいただきました。ステーキが揚げてあって、周りの衣がサクッとしてて中がレアめちゃくちゃおいしかったです。京都に行った際はぜひご賞味ください
2017年9月16日 土曜日
虫歯リスクの高い人
8月は曇りが多くてすっきりしない天気が続きましたね。9月に入って急に日差しが戻って暑くなってきたと思ったら台風がやってきました。皆様おでかけには十分気を付けてください。
今回は虫歯のなりやすさについてお話しします。よく皆さんの周りでも、『昔から歯は強くて、歯磨きなんて子供のころからほとんどしなくても虫歯になったことない』という人いますよね。
そして反対に『私は、自分の親もすごく虫歯が多くて 遺伝したから虫歯になりやすくて』という方もいると思います。
虫歯になりやすい方は確かにいます。歯質の弱さ(構成組織の比率や水分量など)も遺伝することもありますし、口腔内細菌のバランスや虫歯を引き起こすミュータンス菌の量、あるいは唾液の量によって影響を受けますが、本当に虫歯になりやすい方はしっかり歯磨きをして、ほとんど歯垢(プラーク)が付着してないにも関わらず虫歯になってしまいます。
そして自称(?)虫歯になりやすい方はよくみてみるとやはり磨き残し(プラーク)がついていることがほとんどです。多少の歯質の弱さはあったとしてもブラッシングをしっかりしていれば予防することは可能です
虫歯リスクが高いかを見分ける、ひとつポイントとして【一番虫歯になりにくい歯はどこでしょう】。それは下顎前歯です。なぜかというと下顎前歯は下唇に接しているからです。話をしたり、食事をしたりするたびに下唇は下顎前歯の唇面を大きくワイパーのように擦ります。そのため細菌が歯面に付着しにくいのです。(上唇は下唇に比べて動きにくいので虫歯になりやすさとは関係しにくいです)
つまり下顎前歯に虫歯がある人は虫歯のリスクが高いと言えます。プラークコントロールが極端によくない場合は別ですが。
ほかにも
唾液が少ない人: シェーグレン症候群・加齢による分泌量の減少・口腔領域への放射線治療後・(過度なストレスなど緊張状態が続いても唾液が少なくなることがあります)
歯肉が下がり歯根が見えている人: 加齢による歯肉の下がり・重度歯周病あるいは歯周病治療による歯肉退縮(下がり)→(歯根は歯冠にくらべ虫歯になりやすい組織です)
などでも虫歯のリスクは上がります。
ほとんどの方は自分は虫歯になりやすいと思っているだけで実は、磨いたと思っていても磨き残しがあることがほとんどです。ただ歯垢(プラーク)は白いのでよく見ないと見えにくいのです。昔は歯医者さんにしか置いてなかった、歯垢(プラーク)染め出し液も大きなドラッグストアに置いてあるのでご自宅でブラッシング後に使って磨き残しをチェックしてもいいかもしれませんね
2017年6月27日 火曜日
第35回臨床歯周病学会に参加してきました
2017年6月24日・25日に大阪国際会議場で開催されました、第35回日本臨床歯周病学会に参加してきました
期間中は院長不在にし、大変申し訳ございませんでした
今回の大会のテーマは『歯周病患者におけるインプラント治療』でした。
基調講演では東京医科歯科の歯周病学分野の教授である和泉雄一先生のお話を伺うことができました
研究の内容に関しては専門的になるため詳しくは載せませんが、インプラント治療に関して患者様に知っておいてもらいたい情報としてはインプラント治療のリスク因子、つまり成功する、長期的に安定できるか否かを左右するものとして、口腔清掃状態、喫煙、アルコールの消費、歯周病の既往、コントロール不良の糖尿病、遺伝形質などがあります。歯周病患者さんは歯槽骨が溶けているためインプラントを埋入(埋め込むこと)も困難で、埋入してもインプラント周囲炎の発症率が高く、インプラントの失敗につながりやすくなります。またメインテナンスに通院されていない患者様は定期的に通院されて、メインテナンスを受けている方にくらべて5倍インプラント周囲炎の発症が上昇します
インプラントは埋入して終わりではなく歯と同じようにメインテナンスが必要です。いちどインプラント周囲炎に罹患すると治療が困難になります。
みなさんも症状が出る前に定期的に受診しましょう。
今回学んだことを生かしまた臨床に生かしていければと思っております